シンガポールに拠点を置くドローン会社Volariousでは、「V-SCOUT」という車両に搭載できるドローンボックスの製造、販売をしています。「V-SCOUT」は一般車両の上部や荷台に搭載でき、ケーブルで繋がれたドローンは車両上空で半永久的に活動できます。この「V-SCOUT」は、DJIのMavic2シリーズ専用になります。
その様子に関しては、Volariousの公式YouTubeチャンネルで公開されている、こちらの動画をご覧ください。
「V-SCOUT」は、例えば長時間において特定の場所を監視したい場合、画像や映像の記録が必要な場合に役立ちます。その他にも、消化活動などにも使用でき、ユースケースのシナリオは多々あります。
Volariousの創設者であるWeiliang Zhang(ウェイリアン・チャン)氏は、次のように述べています。
「V-SCOUTの優れている点は、空を飛ぶMavic2に継続的に電力を供給できることです。これにより、ドローンがボックスで充電する手間も、バッテリーを交換する手間も省けます。また、ドローン飛行中に車を動かす必要があった場合、ドローンを飛ばしながらの運転も可能です。V-SCOUTでは、最大60m上空までケーブルを伸ばすことができます。これだけの高さがあれば、空中からデータを収集するのには十分でしょう。車両上部にセットしておけば、ドローンはワンタッチで上空に飛ぶ利便性も兼ね備えています。」
また、共同創設者であるJoshua Chao(ジョシュア・チャオ)氏は、次のように述べています。
「V-SCOUTは、公安のフィードバックを元に設計されています。彼らの協力により誕生したV-SCOUTは、彼らのミッションを様々な形で遂行していきます。恒久的に車両に搭載できるこのモデルは、ドローンをセットする手間を省き、彼らの仕事を迅速に助けてくれるでしょう。」
気になる販売価格ですが、要問合せとなっています。Mavic2の機能を拡張してくれるV-SCOUT、今後の活躍に期待が募ります。