2020年9月1日、カナダのトロントに拠点を置くドローン会社Drone Delivery Canada(ドローンデリバリーカナダ、以下:DDC)は、同社のヘリコプター型のドローン「Condor(コンドル)」の重要な飛行試験に成功したことを発表しました。
成功した飛行試験の内容は、トリプル通信システム(衛星、セルラー、900MHz RF)、トリプルナビゲーションシステム、自動飛行、地上からの遠隔操作などです。DDCは、2020年四半期には更に多くの飛行試験を実施する予定であり、一早い商業利用に向けて取り組んでいます。
DDCのドローン「Condor」(上記画像参照)は、最大離陸可能重量476kg、最大ペイロード重量180kgの大きなヘリコプター型のドローンです。最大時速は120kmにおよび、最大飛行距離は200kmです。
DDCの公式YouTubeチャンネルには、同ドローンが実際に飛んでいる映像を確認できます。こちらの動画をご覧ください。
現在、DDCは地上配送を必要としない物流サービスの提供を目標としています。倉庫から別の倉庫への荷物の輸送、企業から消費者への食料品、小売商品の配達を実現する予定です。
DDCは2017年11月にMoose Cree First Nationと提携、島の人々へのドローン配達に成功しています。食料品、郵便物、衣料品などをドローンで配達し、島民に喜ばれました。
DDCのCEOであるMichael Zahra(マイケル・ザーラ)氏は、次のように述べています。
出典元:Drone Delivery Canada「Drone Delivery Canada Announces Update on Successful Condor Testing」