ノルウェー、2つの空港がドローン運行管理システム「UTM」を導入

ノルウェー、2つの空港がドローン運行管理システム「UTM」を導入

ノルウェーの航空ナビゲーションサービスプロバイダーを務めるAvinor ANSは、FrequentisとAltitude Angelが提供するドローン運行管理システム「UTM(Unmanned Traffic Management)」技術を導入しました。このノルウェー専用に調整されたUTMは、ノルウェー国内の2つの空港に導入されています。

UTMは、ドローンの使用率増加に伴い、今後必須になっていく技術のひとつです。ドローンなどの無人航空機、飛行機などの有人航空機がお互いに位置情報、飛行経路を共有し、事前に事故を回避する仕組みは必須です。

Avinor ANSの副社長であるAxel Knutsen(アクセル・クヌーセン)氏は、次のように述べています。

「ドローンパイロットの増加に伴い、全ての飛行経路を手動で管理するのは不可能に近く、システムが必要です。システムを利用することで、リアルタイムに飛行状況を確認し、飛行承認をそれぞれのパイロットに伝えられます。これにより、空の安全は保たれるのです。まずは2つの空港でこのUTMシステムを使用し、今後は全国的に展開していく予定です。」

Frequentisの副社長であるHannu Juurakko(ハンヌ・ジューラッコー)氏は、次のように述べています。

「現在、UTM技術はボードー空港、クリスチャンスン空港で稼働しています。私たちはAvinor ANSと協力してUTMの未来を共に創っていけることを非常に嬉しく思います。有人機と無人機の両方のトラフィックを管理、フォローする技術は、今後は今まで以上に必要になってきます。」

Altitude AngelのUTMの責任者であるChris Forster(クリス・フォースター)氏は、次のように述べています。

「実際にこのプロジェクトのアプリが起動した際、とても興奮しました。ノルウェーに私たちの技術が採用されたことは、私たちのマイルストーンにとって、非常に重要な意味を持ちます。UAV、エアモビリティなどのドローン技術の可能性は計り知れません。私たちは、今後ドローンサービスが展開し易い社会を創るためのリードをしていきます。」

出典元:Altitude Angel「Avinor ANS Begins Roll Out of First Nordic UTM System at Two Airport Towers in Norway Paving the Way for its Future Tech-Economy

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