ケージに覆われたドローンの製造販売をしているスイスのドローン会社Flyabilityは、アメリカ合衆国ミネソタ州に本拠地を置くドローンのシステム会社Maverick Drone Systems(以下、Maverick)とドローンメーカーSkypersonic Inc.との連携を発表しました。今後、Flyabilityを代表するドローン「Skycopter」(上記画像参照)を使用し、ドローンによる点検サービスを実施していくとのことです。
「Skycopter」の優れている点は多々ありますが、その代表的な長所は、墜落のリスクが少ないことです。ケージを壁に当てながら飛行することができ、壁やトンネルの継ぎ目に沿って飛び、検査もできます。これは通常のドローンではできない飛行手法です(以下画像参照)。
また、「Skycopter」はGPSが届かない場所でもフライトできます。FlyabilityのSkyloc技術では、屋内などのGPSが利用できない場所でも周囲の情報を精査し、高精度でドローンを制御かつリアルタイムな監視も可能です(以下画像参照)。
実際に「Skycopter」が飛んでいる動画も公開されています。こちらのYouTube動画をご覧ください。
SkypersonicのCEOであるGiuseppe Santangelo(ジュゼッペ・サンタンジェロ)氏は、次のように述べています。
ケージに覆われたドローンは、狭い場所の調査にも優れていますが、子供のおもちゃとしても優れています。おもちゃメーカーバンダイも、ケージに覆われた子供向けドローンを販売しています。ジェスチャーだけで操作できる、安全かつユニークなドローンとなっています。