水害発生時のドローンによる浸水算出モデルが評価され受賞 – AIG損保

水害発生時のドローンによる浸水算出モデルが評価され受賞 – AIG損保

2020年8月13日、AIG損害保険株式会社(以下、AIG損保)は「Insurance Asia Awards 2020」にて、「Claims Initiative of the Year」と「CSR Initiative of the Year」の2つの賞を受賞したことを、同社の公式ホームページにて発表しました。

「Insurance Asia Awards 2020」は、シンガポール、香港、フィリピンを拠点とするCharlton Media Groupが主催している、アジア各国の保険会社の卓越した商品、サービス、取り組みを表彰するものです。今回、AIG損保は2つの取り組みが評価され、受賞に至りました。

1つ目の取り組みでは、「Claims Initiative of the Year」を受賞しました。受賞内容は「Remote-sensing model」で、内容は以下の通りです。

台風や豪雨などによる大規模水害が発生した際、浸水被害が集中している地域をドローンで撮影することにより、契約物件の浸水状況を把握する仕組みです。
従来、保険担当者が契約物件を一件ずつ訪問、浸水被害を確認する必要がありました。しかし、ドローンを使用することで従来1日〜2日を要していた仕事が、30分~1時間程度で済みます。
ドローンで撮影のカメラ機能により、空から深度測定ができ、浸水被害の状況が確認できます。そして、保険金の迅速な支払いが実現します。

昨年の東日本に甚大な被害をもたらした台風19号では、AIG損保が上記方法で損害認定当日に支払いまで完了する事例もありました。これにより、保険契約者は生活を早期に再建できます。今回、この取り組みが評価され、受賞に至ったとのことです。

2つ目の取り組みでは、「CSR Initiative of the Year」を受賞しました。受賞内容は「SME Resilience+Project」で、内容は以下の通りです。

2019年7月、中小企業の事業継続力を強化するための法律「中小企業強靭化法」が施行され、中小企業が策定した防災・減災の事前対策に関する計画を経済産業大臣が認定する「事業継続力強化計画」認定制度が開始されました。
これに伴い、中小企業を主要マーケットとするAIG損保は、以下3つを柱とする「SME Resilience+ Project」を2019年8月に立ち上げました。
1)中小企業ビジネスに関するリスク情報の提供
2)リスクコンサルティング
3)リスクファイナンス

この取り組みが、損害保険会社として中小企業を支援しており、社会的貢献性の高いことであると評価されました。

AIG損保は、今後もお客様の目線に立ったシンプルで分かりやすい商品・サービスを提供する事業戦略コンセプト「ACTIVE CARE」に基づき、商品・サービスを提供していくとのことです。

出典元:AIG損保「AIG損保の「水災時のドローンを活用した浸水算出モデル」「中小企業の事業継続とリスクマネジメント支援」の2つの取組みが「Insurance Asia Awards 2020」で受賞

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