ドローン運行管理システム「UTM」技術の米国特許を取得 – PrecisionHawk

ドローン運行管理システム「UTM」技術の米国特許を取得 – PrecisionHawk

アメリカ合衆国ノースカロライナ州、バージニア州に本拠地を置くドローン会社PrecisionHawkは、同社の開発したドローン運行管理システム「UTM(Unmanned Traffic Management)」で2つの米国特許を取得しました。

1つ目の特許は、リアルタイムのフライトデータをサーバーに送信し、衝突を回避する技術です。もう1つの特許は、フライト前の飛行計画書により、空を競合していないか確認することで衝突を回避する技術です。

同社の開発したUTM技術により、無人機も有人機もリアルタイムに飛行データを送信、お互いの存在を把握することができ、衝突を事前回避します。また、無人機と有人機が空を競合していた場合、ドローンパイロットにアラートが送信され、フライトプランを調整します。

Airspace ResearchのAllison Ferguson(アリソン・ファーガソン)博士は、PrecisionHawkの特許取得に関して、次のように述べています。

「無人機、有人機がリアルタイムに情報交換をすることが、効率的かつ安全のために必要なのは言うまでもありません。問題は、どのようにドローンパイロットが情報を得るか?ということです。今回の特許では、この問題が解消されました。」

PrecisionHawkの広告塔兼技術開発者のTyler Collins(タイラー・コリンズ)氏は、次のように述べています。

「ドローン、特に無人偵察機はドローン業界で幅広く普及しています。UTMは、業界が成長し、BVLOS(目視外飛行)が増えるに伴い、確実に必要になっていく技術です。たくさんの種類のドローンが空を飛び交えば、事故の確率も上がります。1930年代、飛行機が空を飛び交い、UTMは必然の誕生をしました。無人機と有人機のUTMは、人々の安全を確保するために必要なシステムです。」

出典元:PrecisionHawk公式ホームページ

ニュースの最新記事