六甲山にて、ドローン配送実用化に向けた実証実験に成功 – SkyDrive

六甲山にて、ドローン配送実用化に向けた実証実験に成功 – SkyDrive

2020年8月6日、株式会社SkyDrive(以下、SkyDrive)は、ドローンを活用した配送サービスの実用化に向けて、兵庫県神戸市、セイノーホールディングス株式会社(以下、セイノーHD)、株式会社阪急阪神百貨店の事業所である神戸阪急(以下、神戸阪急)、株式会社トルビズオン(以下、トルビズオン)、成ワ薬品株式会社(以下、成ワ薬品)と共同で実証実験を実施、無事成功しました。また、この実証実験は反響を得ており、多数のメディアで取り上げられたことを、11日にSkyDriveの公式ホームページで発表しました。

成功した実証実験の概要は、以下の通りです。

日時 2020年8月6日10:30~13:00
場所 神戸市灘区 六甲山地区
飛行区間 兵庫県神戸市灘区鉢巻展望台~同灘区六甲山記念碑台
※以下画像参照
運搬物 小売店商品、飲食物(米飯、洋菓子)、医薬品
実験内容 ・ 山間部での生活必需品の自動搬送
・ 商品温度の管理調査
・ 一般用医薬品(第2類)の配送
・ 六甲山上空における携帯電話の有効性
・ 社会受容性(土地所有者、近隣にお住いの方等の理解)

また、実証実験におけるそれぞれの役割は以下の通りです。

SkyDrive 運搬用ドローンの提供、現地でのオペレーション
セイノーHD 物流業、配送物の温度管理
神戸阪急 運搬する飲食物の提供
トルビズオン プロジェクトマネジメント、飛行ルートの地権者調整
成ワ薬品 運搬する医薬商品の提供
神戸市 自治体所有地の提供、地権者との調整

この実証実験の様子は、Youtubeにて公開されています。

今回の実証実験に至った背景は、ドローンを活用した配送サービスの実用化です。SkyDriveは、空飛ぶクルマを制作していた技術を活用し、重量物運搬に特化した産業用ドローンの開発を推進しています。現在、ECの発展に伴い物流網も進化を続けています。そして、多くの場所で荷物がタイムリーに届くようになっています。しかし、地形の問題等で輸送費が高くなり配達できない問題、輸送までに時間がかかる等の課題が存在しています。山間部に位置する神戸市灘区の六甲山エリアでは、同様の課題を抱えています。麓エリアから山上にドローンで物資を輸送することにより、費用面・輸送時間を軽減できる可能性があり、今回の実証実験が行われました。

今後、神戸市と各企業は連携して配送サービスの実用化を目指します。

また、SkyDriveは2022年を目途に開始予定のドローンによる有人地帯での目視外飛行の実現、都市部でのドローンを活用した宅配サービスの実用化を目指し、安全なドローン開発をしていくとのことです。

出典元:株式会社SkyDrive「先週の神戸市でのドローン活用に関する実証実験について、多数メディアに取り上げていただきました
SkyDrive(スカイドライブ)、神戸市にてセイノーHD、神戸阪急、トルビズオン等と ドローンを活用した配送サービス実用化に向けた実証実験を実施!

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