ドローン&ロボットのワイヤレス充電技術の許可を獲得 – WiBotic

ドローン&ロボットのワイヤレス充電技術の許可を獲得 – WiBotic

2020年8月6日、アメリカ合衆国ワシントン州シアトルに本拠地を置くWiBoticは、ドローンのワイヤレス充電技術で連邦通信委員会(FCC)の承認を得たことを発表しました。この承認を得た技術では、最大300ワットの電力で陸上ロボットとドローンをワイヤレス充電できます。

ドローンの場合、離着陸台のような充電ステーションにドローンを置くことで充電できます。また、陸上ロボットの場合は陸上に設置されている充電ステーションに近づくことで充電できます(以下画像参照)。

いずれもバッテリーと充電ステーションが数センチ離れていても、問題なく充電される仕組みとなっています。これにより、人間がバッテリーを取り換える手間を省け、自動操縦時のミッションを円滑に進めることができます。

先月、WiBoticは570万ドル(約6億円)の資金調達に成功しており、無事に投資家に対して成果を示すことができました。なお、資金調達にはJunson Capital、SV Tech Ventures、Rolling Bay Ventures、Aves Capital、The W Fund、WRF Capitalが関わっています。

WiBoticのCEOであるBen Waters(ベン・ウォーターズ)氏は、次のように述べています。

「私たちの開発したワイヤレス充電技術がFCCの承認を得れたのは、チーム、お客様、業界にとって非常に大きな成果です。FCCの承認は、何千時間もの製品開発、製品試験を繰り返してきた大きな成果です。私はチームを誇りに思っており、WiBoticの全員と一緒にこのマイルストーンを達成できたことに感謝しています。
ワイヤレス充電に関しては、以前は低電力の範囲でのみ承認されていました。WiBoticは現在、自動で活動するロボットとドローンが活動し易くする充電技術の開発に取り組んでいます。今後もこの業界、企業の抱える問題を解決できるように取り組んでいきます。」

出典元:WiBotic公式ホームページ「WiBotic Receives Industry-First FCC Approval for High Power Wireless Charging

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