ドローン会社Spiral「アジアDX等新規事業創造推進支援事業費補助金」に採択

ドローン会社Spiral「アジアDX等新規事業創造推進支援事業費補助金」に採択

2020年8月4日、東京に拠点を置くドローンのシステム会社である株式会社Spiral(スパイラル)は、独立行政法人日本貿易振興機構(以下、ジェトロ)による「アジアDX等新規事業創造推進支援事業費補助金(日印経済産業協力事業)」の事業者として採択されました。インドのスタートアップ企業であるTOSIL Systems(以下、TOSIL)と協業し、建築現場・土木現場を巡回確認する屋内型ドローンサービスの実現を目指します。

Spiralは、屋内などのGPSが届かない環境に特化したドローンの自律飛行システムを開発しており、マーカーを用いてドローンの自律飛行を可能にするシステム「MarkFlex Air」という特許技術を開発しています。このシステムはあらゆる機体に後付が可能で、導入コストを削減できます。現場目線での研究開発を重視し、世界各国から集まるエンジニア達と共に、世の中にない価値創出を目指している会社です。

TOSILは、2017年にインドのケーララ州で創業したスタートアップ企業です。主に自動車や半導体、IoT分野に注力しており、欧米や日本で高い実績を持っています。2019年10月には、Spiralと取引基本契約を締結しており、自律飛行制御モジュールを共同開発していました。

「アジアDX等新規事業創造推進支援事業費補助金」は、アジアの新興国企業との連携を促進し、新規事業に取り組む企業の創出、成長、海外展開を加速させる目的の補助金です。新興国企業のデジタル技術を活用したプロダクツ・サービスの開発、実証、評価を支援します。

現在、Spiralがこれまで提供してきた建築現場・土木現場などのGPSが使用できない屋内・地下においてのドローンを自律飛行させる非SLAM型技術は、省人化・自動化において急務となっています。現場の状況把握、業務の進捗記録などを自動で巡回確認できる自律飛行型ドローンの活躍は非常に期待されています。

SpiralとTOSILは、ユーザー各社の現場要求を満たすシステムを開発していくと意気込んでいます。

出典元:株式会社Spiral公式ホームページ |NEWS

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