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翼を羽ばかせる鳥型ドローン「Ornithopters」を開発 – ScienceRobotics

2020.07.31

ScienceRobotics(サイエンスロボティクス)は、4枚の翼を鳥のように羽ばたかせるドローン「Ornithopters」を開発しました。「Ornithopters」は、生物の生態から学んだことを技術開発に活かすバイオミミクリーの思想で開発されています。

4枚の翼を叩くように動かすことで羽ばたき、これがホバリング時、前進時の推進力になります。

「Ornithopters」は、従来のドローンとは全く異なる方法でフライトします。空中停止、ホバリングする際は縦の状態になり、前進する際は横の状態で移動します。減速時には翼をパラシュートに見立てるように減速しており、加速時には機体を傾けて風の入る角度を利用して前進します。こちらの動画をご覧ください。

南オーストラリア大学のJavaan Chahl(ジャワアン・チャール)氏は、このドローンに関して次のように述べています。

「現在、ドローンのスタンダードとなっている4枚のプロペラでフライトするマルチコプタードローンは、ホバリングは得意ですが、前進することに多くのエネルギーを使用しています。そのため、遠くへ移動することは不得手と言えます。
また、固定翼のドローンは効率的に長距離を移動できますが、ホバリングができません。
そのため、近年では固定翼とプロペラのハイブリッドを目指す方向にありますが、部品が増えるために重量が増加、ホバリングや前進する際のパフォーマンスの低下は否めません。
そこで鳥や昆虫の余分なエネルギーを使用していないフライトに注目しました。有翼生物は数億年にわたる進化によって最適化されてきました。私たちの開発したドローンは、まだ200年の時も経っていません。私はここに最適化されたドローンの未来があると思っています。」

 

生物の生態からヒントを得てドローンを作成しているのは、ScienceRoboticsだけではありません。先日、ドイツのロボット会社FESTOも鳥型ドローン「BionicSwift(バイオニック スイフト)」を開発しました。こちらの動画をご覧ください。

次々と開発される生物の生態をヒントとしたロボット・ドローンが、今後のドローン開発にどのような影響を与えるのか注目です。

出典元:ScienceRobotics「Efficient flapping wing drone arrests high-speed flight using post-stall soaring

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