「Skydio2」をカリフォルニア州の警察が業務使用 FAAの特別承認を得る
2020年7月7日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ郡の都市チュラビスタでは、地元警察がアメリカ連邦航空局(以下、FAA)から、低高度におけるドローンの目視外飛行の承認を得ました。このFAAの特別承認(BVLOS)はアメリカ国内で […]

DroneWiki ドローン・ガジェット情報サイト
カナダ運輸省(Transport Canada)は、ドローン会社に1年間の目視外飛行(BVLOS)の許可を与えています。
多くの企業が目視外飛行の長期的な許可を得ることに苦労している現在、この許可の付与は異例の事態となります。
例えばアメリカ合衆国では、Skydioがカリフォルニア州の一部地域限定で、アメリカ連邦航空局(FAA)から目視外飛行の許可を“国内で初めて”得ました。つまり、アメリカでさえ長期間の目視外飛行の許可を与えているのは稀です。
2020年7月7日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ郡の都市チュラビスタでは、地元警察がアメリカ連邦航空局(以下、FAA)から、低高度におけるドローンの目視外飛行の承認を得ました。このFAAの特別承認(BVLOS)はアメリカ国内で […]
この許可を取得したドローン会社を運営するChris Healy(クリス・ヒーリー)氏は、CALGARY HERALDへの電話インタビューで、次のように述べています。
今回の許可により、Chris Healy氏の業務はかなりスムーズになります。しかし、それでもカナダ運輸省の厳格な安全要件に従っています。また、フライト毎に大量のデータを記録する必要があるとのことです。
一般的に、目視外飛行中はパイロットがドローンを確認できないために大きな事故のリスクが存在します。しかし、目視外飛行の運用試験をクリアしていかなければ、ドローンによる輸送や配達というミッションを遂行することは不可能です。
カナダ運輸省としては、ドローン会社に今まで以上の飛行実験を積み重ねてもらい、早い段階で国の仕組みにドローンを導入する目的があると考えられます。今回の目視外飛行の許可の付与を得て、今後カナダがどのような実績を上げていくのか注目です。