ラトビアの会社「FIXAR」 革新的なドローンでカナダでの飛行許可を取得

ラトビアの会社「FIXAR」 革新的なドローンでカナダでの飛行許可を取得

カナダ運輸省(Transport Canada)は、ラトビアのドローン会社FIXARに目視外飛行(BVLOS)の許可を与えました。

カナダ運輸省では、ドローン会社に1年間の目視外飛行(BVLOS)の許可を与えています。これは、ドローン会社に今まで以上の飛行実験を積み重ねてもらい、早い段階で国の仕組みにドローンを導入する目的があると考えられます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

今回許可が与えられたFIXARのドローンは、固定翼とプロペラを両立させた独自の垂直離着陸(VTOL)ドローンです。このスタイルのドローンは、プロペラを動かすことで上昇する推進力を前進する力に変えることもできます。MITの研究でも、このハイブリッド型のドローンが一番優れていると設計図が公開されたこともあります。

つまり、移動能力に優れているため、パイプラインや道路などの物理的に長い対象を検査するのに最適です。ちなみに、FIXARのこのデザインは特許を取得しています。このドローンが空飛ぶ様子に関しては、こちらの動画をご覧ください。

FIXARのCEOであるVasily Lukashov(ヴァシリー・ルカショフ)氏は、次のように述べています。

「私たちは、カナダ運輸省に許可を貰えたことに興奮しています。私たちのミッションは、ドローンで北米に革命をもたらすことです。私たちの開発したドローンには固定翼とクワッドコプターの両方の利点があり、欠点はありません。」

同社は、多数のアプリケーションを用意しており、業務分野における幅広いミッションを遂行する準備ができています。また、データの安全を守るセキュリティにも力を入れており、機密性の高い独自のソフトウェアを使用しています。

あまり知られていませんが、ラトビアはドローン会社で賑わっている国です。人工約192万のヨーロッパの小国ではありますが、少なくとも20社を超えるドローンの開発会社があり、独自のドローンを開発しています。

ラトビアを代表するドローン会社として特出できるのか、同社の今後の活躍に注目です。

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