生物の生態から学んだことを技術開発に活かすバイオミミクリーで有名なドイツのロボット会社FESTOは、鳥の生態からヒントを得て作成した鳥型ドローン「BionicSwift(バイオニック スイフト)」を開発しました。
BionicSwiftは屋内にて、ツバメのように羽ばたいて飛ぶことができます。翼を広げた時の最大サイズは68cm、重量はわずか42gのドローンです。こちらの動画をご覧ください。
今後、同社がBionicSwiftを大量生産するかは定かではありませんが、この技術は他のドローンに活かせる可能性があります。特に軽量化に関しての技術は優れており、鳥の胴体という限られたスペースに基盤、バッテリー、翼の羽ばたき機能などが詰め込まれています。固定翼のドローン、プロペラのドローンは多々販売されていますが、羽ばたくドローンは非常に稀です。
FESTOが作成してきたバイオミミクリーロボット、ドローンはこれだけではありません。
コウモリから着想を得た「BionicFlyinfFox(バイオニック フライング フォックス)」は、コウモリのように広げた翼を羽ばたくことで空を駆けることができます。こちらの動画をご覧ください。
また、蝶から着想を得た「eMotionButterflies(エモーション バタフライ)」は、蝶のように羽ばたくことができます。こちらの動画をご覧ください。
その他にも、カンガルーから着想を得た「BionicKangaroo(バイオニック カンガルー)」、
アリから着想を得た「BionicANTs(バイオニック アント)」、
クラゲから着想を得た「AirJelly(エア ジェリー)」、
ペンギンから着想を得た「AirPenguin(エア ペンギン)」などを開発してきました。
Festoはいつも私たちが驚くべき開発をしてくれます。同社が発表するバイオミミクリー作品に今後も期待が募ります。
出典元:FESTO公式ホームページ