アメリカにて、ドローンのパラシュート技術に関する特許を取得 – Flirtey

アメリカにて、ドローンのパラシュート技術に関する特許を取得 – Flirtey

2020年7月17日、アメリカ合衆国を拠点とするドローン配達会社Flirteyは、新たな特許(米国特許番号10,703,494)を取得しました。今回取得した特許は、パラシュートを使用してドローンを着陸させる技術「ドローンのパラシュート制御システム」です。

例えばドローンが落下した際、システムが自動的にパラシュートを展開、またはリモートユーザーが操作してパラシュートを展開できます。また、ドローンに搭載されている加速度計や気圧計などに障害を感知した場合、パラシュートは自動的に展開します。加えて、リモートユーザーはドローンの電源を強制的に遮断させることで、パラシュートを展開できます。

この特許取得に関して、Flirteyの創設者兼CEOのMatthew Sweeny(マシュー・スウィーニー)氏は次のように述べています。

「米国特許商標庁が、ドローン配達の安全に不可欠なパラシュートに関する特許をFlirteyに付与したことに感激しています。」

Flirtey社は、ドローン配達のパイオニアです。2016年には、アメリカ合衆国で最初の完全自律ドローンでの配達を成功、このドローンは後にスミソニアン研究所の航空宇宙博物館に贈与され、展覧されています。

また、同年にはニュージーランドにて、ドローンによるドミノピザの配達を成功させています。最近では、米国最大の工業団地にて、100社以上の企業をカバーしたドローンデリバリーサービスをしています。

現在、様々な会社がドローンのパラシュートを開発していますが、またしてもFlirteyが一歩先に出る形となりました。

Flirteyは、ドローンが配達中の荷物を空中から降ろす特許を取得しています。この技術も他のドローン会社が使用している中での特許取得で、ライバル企業に対して特許権を行使するか注目されています。

パラシュート技術の特許を取得したFlirtey、今後ライバル企業に対して特許権を行使するか注目です。特許権を行使した場合、この技術を採用している企業、開発している企業は頭を悩ませることになります。

出典元:Flirtey | 公式ホームページ

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