ドローンに否定的な南アフリカ ドローン評議会を設立 今後は先進国へ

ドローンに否定的な南アフリカ ドローン評議会を設立 今後は先進国へ

2020年7月15日、ドローン産業の成長を加速させるため、南アフリカ共和国の通信デジタル技術省(DCDT)のStella Ndabeni-Abrahams(ステラ・ンダベニ・アブラハム)大臣により、ドローン評議会が設立されました。

この評議会は当初5月の立ち上げを予定していましたが、COVID-19の影響により延期されていました。

ドローン評議会はウェビナーにて開催され、ZiplineSwoop AeroWingcopterAstral Aeroなどの著名なドローン企業と南アフリカ民間航空局(SACAA)が参加しました。ドローン評議会はこれらの企業の情報を共有し、資金援助、ドローンシステムの作成、ドローンパイロットの育成をしていき、南アフリカ国内のドローン産業の成長を促進していきます。

ドローン評議会の理事会には、ドローンサプライヤーRugged Africaの会長Angelina Ntombikayise Maseko(アンジェリーナ・ントムビカイセ・マセコ)氏、ドローンメーカーUAVIの創業者Ken Venn(ケン・ベン)氏、南アフリカ航空訓練機関協会の会長Shaun Ledlie(ショーン・レドリー)氏、AB4IRのCEOであるKelebogile Molopyane(ケレボジール・モロピアン)氏、Ntiyiso Aviation ServicesのMDであるJack Shilubana(ジャック・シルバナ)氏で構成されています。

ドローン評議会の議長であるIrvin Phenyane(アービン・フェニアン)氏は、評議会の設立理由について次のように述べています。

「世界的なドローン産業のトレンドに対する私たちの遅れは、南アフリカの失われた機会を露呈しています。南アフリカはドローン規制を明確にした最初の国で、規制移行の国際投資は他の場所で行われてきました。しかし、今回の評議会設立を経て、今後は投資の機会をキャッチアップしていきます。現在、開発途上国では都市計画、プロジェクトの監視、点検業務、農薬散布、商品の配達などの多くの分野でドローン技術は使用されています。今後、これらの企業や人材を育成していき、ドローン産業への遅れを取り戻していきます。」

出典元:defenceWeb「Drone Council South Africa launches

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