2020年7月9日、カナダのドローン会社DRONE DELIVERY CANADA(ドローンデリバリーカナダ、以下DDC)は、米国市場に参入すると自社公式サイトのプレスリリースにて発表しました。
現在、DDCはドローン配送システムを提供するため、アメリカ国内の様々な企業と交渉中です。
ただし、DDCはアメリカ連邦航空局(以下、FAA)の目視外飛行(以下、BVLOS)の承認を得ていません。今後、FAAからBVLOSの承認を得られるかどうかが焦点となります。
DDCのCEOであるMichael Zahra(マイケル・ザーラ)氏は次のように述べています。
「私たちの開発したドローンと配送システムは、カナダ市場において、ドローン配達におけるリーディングカンパニーとなり得たものです。国内を代表する企業が、市場を国外へと拡大するのは自然な流れです。米国市場はあらゆる企業が参入する活発な市場であり、アメリカ合衆国の選択は当然です。アメリカ合衆国への進出準備は整っており、まずはBVLOSの承認を得ます。私たちの商品に興味のある見込み客を魅了するためのプロセスを、私たちは持っています。」
また、2020年7月14日には、Echelon Wealth Partners(エシェロンウェルスパートナーズ)、Canaccord Genuity Corp(カナコードジェニュイティコーポレーション)と契約したことを自社公式サイトのプレスリリースにて発表しました。
これにより、総額8,050,000ドル(約8億6000万円)の資金調達に成功、DDCはこの資金を使用してアメリカ市場を駆け上がります。
出典元:DRONE DELIVERY CANADA
「DRONE DELIVERY CANADA COMMENCES PROCESS FOR COMMERCIAL ENTRY INTO UNITED STATES MARKET」
「Drone Delivery Canada Announces Upsize of Previously Announced Bought Deal Offering」