ANAFIのセキュリティを強化するためWISeKeyと提携 – Parrot

ANAFIのセキュリティを強化するためWISeKeyと提携 – Parrot

2020年7月15日、フランスのドローンメーカーParrotは自社の公式ブログにて、WISeKey International Holding Ltd(以下、WISeKey(ワイズスキー))と提携したことを発表しました。

サイバーセキュリティ会社であるWISeKeyの技術を同社のANAFIに使用し、業界をリードするドローンセキュリティのベースをさらに向上させるとのことです。

先日、Parrotは新しい業務用ドローン「ANAFI USA」の販売を開始しました。このドローンの売りのひとつにセキュリティの堅牢さがありますが、今後はよりセキュリティの向上を図るようです。※「ANAFI USA」は日本でも7月3日に販売が開始されました。

「ANAFI USA」は、ANAFIシリーズの改良された性能に加え、サーマルカメラ及び32倍ズームカメラを搭載、強固なセキュリティー機能、ポータブルかつ耐久性に優れたデザインとなっています。価格は7,000USD(約75万円)です。

Parrotのセキュリティ部門の最高責任者兼CTOであるVictor Vuillard(ビクター・ヴィラード)氏は、次のように述べています。

「現在、ドローンは専門的な分野で使用されるケースが増えています。貴重なデータを確実に保護するためには、最先端のサイバーセキュリティは欠かせません。WISeKeyとの提携により、私たちのANAFIはさらにセキュリティが強化され、最新ドローンのセキュリティの概念を再定義し、専門分野のユーザーに安心感をもたらします。」

また、WISeKeyの創設者であるCarlos Moreira(カルロス・モレイラ)氏は、次のように述べています。

「世界中の新たな市場、成長産業の拡大に貢献する使命を持っている私たちにとって、Parrotとの提携は非常にエキサイティングです。ドローンはデリケートなミッションに使用される機会が増えており、悪意ある人物の攻撃を受ける機会が増加しています。強力なANAFIドローンのプラットフォームを通じて、ドローンのサイバーセキュリティをより強力にできることを楽しみにしています。」

出典元:Parrot公式ブログ「Parrot Partners with WISeKey to Define the Future of Drone Security

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