2020年7月6日、アメリカ合衆国のカリフォルニア州、スイスのチューリッヒに拠点を置くドローン会社Auterionは、オランダの世界的な半導体サプライヤNXP Semiconductors N.V.(以下、NXP)と、時世代ドローンの開発及びソフトウェア開発のために提携したことを自社の公式ホームページで発表しました。
Auterionは、2018年にはPX4オープンソースコミュニティでドローンOSを開発する企業として、1000万USDを調達しているドローン会社です。出資にはLakestar、Mosaic Ventures、Costanoa Ventures、Tectonic Venturesなどが関わっています。
両社は互換性のあるハードウェアとソフトウェアを作成することで、ドローン業界のニーズに対応し、ドローンメーカーが製品をより簡単に市場に導入できる環境を整備する予定です。すべてのソフトウェアはPX4オープンソースコミュニティで作成されます。
NXPのドローンプログラムのリーダーIain Galloway(イアン・ギャロウェー)氏は、次のように述べています。
この提携により、モバイルロボットコミュニティは、信頼性が高く長寿命の自動車用部品、リファレンスデザインに基づいて、ドローンの安全とセキュリティを確保できます。私たちNXPは数年前からPX4オープンソースコミュニティに参加しており、Auterionと親しい関係にありました。今後、Auterionと協力して将来の基準と規制条件を満たす安全なドローンのアーキテクチャを作成することに興奮しています。
Auterionの共同創設者兼CEOであるLorenz Meier(ローレンツ・マイヤー)氏は、次のように述べています。
「安全性は、ドローンの運用における最優先事項です。NXPは、安全重視の自動車アプリケーション向け半導体プロバイダーとして圧倒的な地位を築いており、これは私たちAuterionのドローンソフトウェアプラットフォームと完璧な組み合わせです。AuterionとNXPは共に、高性能コンピューティングと安全第一のエンジニアリングを組み合わせたハードウェアとソフトウェアをドローン業界に提供していきます。」
出典元:Auterion公式ホームページ「NXP and Auterion collaborate to develop integrated hardware and software solutions」