ParrotがAIRTと提携 災害時の救助活動に「ANAFI USA」導入に前進

ParrotがAIRTと提携 災害時の救助活動に「ANAFI USA」導入に前進

2020年7月6日、フランスのドローンメーカーParrotは、アメリカ合衆国フロリダ州に拠点を置くAirborne International Response Team(以下、AIRT)と提携したことを同社の公式ブログで発表しました。

AIRTは災害が発生した際、ドローンによる救助活動に取り組む非営利団体組織です。
これまでにペルーの地震、フィジーの津波、アメリカ全土のハリケーンによる被害などで活躍しています。

また、AIRTはドローン技術の国際大会「Drones For Good」をサポートする主要な組織でもあり、アメリカ国内におけるドローンを公共の安全のために利用している非営利団体組織「DRONE RESPONDERS」の運営もしています。

AIRTは既に「ANAFI Thermal」を使用して成果を上げていましたが、この提携によりParrotの最新ドローン「ANAFI USA」が提供されました。「ANAFI USA」は、7月3日に日本国内での販売も開始されています。

「ANAFI USA」は、ANAFIシリーズの改良された性能に加え、サーマルカメラ及び32倍ズームカメラを搭載、強固なセキュリティー機能、ポータブルかつ耐久性に優れたデザインとなっています。

AIRTのエグゼクティブディレクターChristopher Todd(クリストファー・トッド)氏は、次のように述べています。

「私たちの非営利活動をParrotがサポートしてくれることに心から感謝しています。私たちは、AIRTとDRONERESPONDERSの両方のメンバーでANAFI USAのテストを繰り返し、災害に備えて調整していきます。」

DRONERE SPONDERSの局長Charles Werner(チャールズ・ヴェルナー)氏は、次のように述べています。

「チームは2020年のハリケーンシーズンにANAFI USAのサーマル機能と合わせたズーム機能を使えることを楽しみにしています。私たちの調査では、ANAFI USAは信じられないほど強固なサイバーセキュリティも兼ね備えており、リーズナブルな値段です。アメリカの警察や消防よりも早くANAFI USAをテストできる機会をもらえて、大変嬉しく思います。」

出典元:Parrot blog「Parrot partners with AIRT’s Drones for Good and DroneResponders Public Safety UAS Programs

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