携帯端末「BlackBerry(ブラックベリー)」で有名なカナダのBlackBerry社は、カウンタードローン技術に取り組むべく、カウンタードローンを製造販売しているDedrone社と業務提携しています。
現在、Dedrone社の全てのカウンタードローンは、BlackBerryの子会社であるBlackBerry AtHoc社のソフトウェアに統合されています。
例えば、カウンタードローン設置空域に無許可のドローンが侵入した場合、アラートが空域管理者に報告、合わせて侵入したドローンの情報を送ります。
ドローンが侵入後も引き返さない場合、ドローン銃を用いてドローンをその場に不時着またはホームポイントに帰還させることもできます。
https://youtu.be/EQEKi8Uih6U?t=95
カウンタードローンでは、基本的にセンサー(画像左)を設置することになります。
追加でレーダー(画像左から2番目)を設置することにより、更に詳細なドローン情報が分かるようになります。
また、カメラ(画像右から2番目)を追加設置することで、侵入したドローンの映像もアラートで報告することもできます。
そして、侵入したドローンを止める役割をドローン銃(画像右)が担います。
BlackBerry社の安全な通信技術を開発する部署のトップであるChristoph Erdmann氏は、カウンタードローンには実用性を踏まえたIoTが必要であると述べています。
Dedrone社はこの提携により、顧客にカウンタードローンを簡単に導入できるようになりました。
現在、この技術は世界中で需要が高まり続けており人気となっています。
今後もドローン利用の増加に伴い、カウンタードローンの技術はより重要性を増していきます。
少なくとも、空港や軍の基地におけるカウンタードローンの実装は急務であり、一般企業においてもドローン対策は必須となっていくでしょう。