過去25年間で最悪のバッタ被害を出しているソマリアにてドローンが活躍中
国連食糧農業機関(FAO)によると、ソマリアではここ25年間で最悪のサバクトビバッタの大量発生が起きています。 それに伴う、バッタの被害による食糧難は深刻な問題となっています。 下記の映像は、先月の21日にソマリア中部ガルムドゥグ(Galm […]

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現在、インドのラージャスターン州、パンジャーブ州、ハリヤナ州、マディヤ プラデーシュ州では、バッタによる作物被害が何千ヘクタールにも渡って起きており、問題となっています。
そこでインドの農業省は、これらの地域に蔓延したバッタの群れと戦うため、ドローンを使用することを発表、植物保護や検疫などでドローンを使用している業種に、バッタと戦うためにドローンを使用、農薬を散布するように指示を出しました。
また、この発表に伴いインドの航空省は、5月21日にドローンをバッタと戦う目的に使用することを条件付きで認めました。
実は、インド政府はドローン全体の利用に対して前向きではありませんでした。
しかし今回のバッタ被害の件で、ようやく政府がドローンの利用に対して重い腰を上げた状態となっています。
業界関係者によると、今回の政府の2つの承認により、インドのドローン産業全体が前進していく可能性があるとのことです。
それに伴い、一般消費者のドローン利用のガイドライン、法整備も整っていく可能性もあります。
インドのドローン産業は、バッタ被害をきっかけに目まぐるしい発展を迎えるかもしれません。
また、バッタの被害が出ているのはインドだけではありません。
ここ数年、アフリカ全土で深刻なバッタの被害が出ています。
国連食糧農業機関(FAO)によると、ソマリアではここ25年間で最悪のサバクトビバッタの大量発生が起きています。 それに伴う、バッタの被害による食糧難は深刻な問題となっています。 下記の映像は、先月の21日にソマリア中部ガルムドゥグ(Galm […]
そして、アフリカでもバッタの被害を抑えるためドローンは利用されています。
国連食糧農業機関(FAO)では、ドローンを使用したバッタの監視と追跡をしています。
ドローンはバッタの群れが到着する前に早期警告をすることで、農民の作物への被害が最小限に抑えられるようにアナウンスをしています。現状では、予見するにとどまっており、明確な対応策は出ておりません。
依然として世界中で問題になっているバッタ被害、今後事態は解決に向けて動いていくのでしょうか。
出典元:ET Tech.com「India likely to use drones to beat back locusts」