初の無人ヘリコプターである『AR500C』のフライトが成功 – 中国 景徳鎮市

初の無人ヘリコプターである『AR500C』のフライトが成功 – 中国 景徳鎮市

5月20日、中華人民共和国 江西省の東北部に位置する景徳鎮市で、無人ヘリコプター『AR500C』の初フライトが成功しました。

15時30分、現場の代表者による飛行命令が下り、無人ヘリコプター『AR500C』のプロペラローターは高速回転、垂直方向へと上昇していきました。

約20分間におよび、無人ヘリコプターは前後、左右、ホバリングと、縦横無尽に飛行しました。

飛行を終えた無人ヘリコプターはスムーズに着陸し、最初のフライトは公式に成功したと宣言されました。

フライトは成功したとはいえ、無人ヘリコプター『AR500C』はまだプロトタイプの域を出ません。

今後、さらなる研究を重ね、無人ヘリコプター『AR500C』は中国全土で使用される予定です。
特に、電柱などの設備点検の分野で活躍する予定となっています。

無人航空機といえば、プロペラの4つあるクアッドコプター型のドローンを想像しますが、上記のようなヘリコプター型のドローンもしばしば開発されています。

例えば今年、世界でも有数のドローンメーカーであるSwissDrones社が、ヘリコプター型のドローンが開発しました。
同社はこのヘリコプタードローンを使い、オーストラレーシア(オーストラリアや南太平洋の島々)のインフラ、沿岸監視、消防、捜索、救助、防衛部門、検査、地図作成サービスの分野における実績を作る予定でいます。

また、マサチューセッツ工科大学(MIT)のコンピューターサイエンス&人工知能研究所(MIT CSAIL)のチームは、ドローンとヘリコプターのいいとこ取りをしたハイブリッドドローンの設計を公開しました。

その他にも、最近では2枚羽のドローンもアメリカにて発売を開始、人気となっています。

無人航空機の在り方は、現在もなお様々な可能性が模索されています。
今後も世界各地で、様々な形状の無人航空機が成果を上げていくことでしょう。

出典元:人民网「景德镇造!我国首型高原型无人直升机成功首飞

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