ドローンが配達中の荷物を空中から降ろす特許を取得 – Flirtey

ドローンが配達中の荷物を空中から降ろす特許を取得 – Flirtey

現在、世界的にソーシャル・ディスタンスを意識せざるを得ない社会となってきました。
そのこともあり、ドローン配達による非接触型の配達は重要性を帯びており、更なるイノベーションが求められています。

そんな中、ドローン配達会社であるFlirteyは、ドローンが配達している荷物を下降させる技術で特許を取得しました。
同社のこの技術は、今後のドローン配達の基礎となるかもしれません。

Flirtey社のドローンは、荷物を搭載して届け先の真上まで飛行、その場でホバリングして、荷物の入った箱を目的地に下降させていきます。
他のドローン会社のような、届け先に着陸して荷物を下ろす必要も、再度離陸する必要もなく、全ての配達動作が空中で完了します。

Flirtey社は、元々ドローン配達のパイオニアでもあります。2016年には、アメリカ合衆国で最初の完全自律ドローンの配達を成功させました。

このドローンは後に、スミソニアン研究所の航空宇宙博物館に贈与され、展覧されています。

また、同年にはニュージーランドにて、ドローンによるドミノピザの配達を成功させています。

そして最近では、米国最大の工業団地にて、100社以上の企業をカバーしたドローンデリバリーサービスを行っています。

しかし、今回Flirtey社が特許を取得したこの技術に関しては、既に他のドローン配達会社も使用しています。

Googleの関連会社であるWing Aviation社では、以下の動画が公開されています。

Flirtey社と同じく、Wing Aviation社もドローン配達会社のパイオニアです。

Wing Aviation社はオーストラリアにて、衣類のブランド提携してドローン配達をしています。

また、バージニア州ではウォルグリーン社、地元のコーヒーショップと提携し、2週間で1,000以上の配達を行っています。

今後、Flirtey社がライバル企業に対して特許権を行使するかは、現在のところ発表がありません。

特許権を行使した場合、既にこの技術を採用している企業は頭を悩ませることになります。

今後も激化するドローンによる配達市場から目が離せません。

出典元:Flirtey | 公式ホームページ

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