イギリスのヒースロー空港で環境団体が抗議!ドローンの使用で飛行機の離陸が遅れる事態に
8月29日、イギリスの環境団体がヒースロー空港で政府に抗議をしました。 抗議の内容は、イギリス政府に温室効果ガスの排出削減を求めることです。 同団体は空港でドローンを飛ばすことで、飛行機が離陸できない環境を生み出しました。 最終的に同団体は […]

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現在、EU諸国では不正なドローン利用問題が深刻化しています。
これに伴いEU諸国では、欧州警察連盟がアンチドローン銃であるドローンシールド社の『ドローンガン タクティカル(DroneGun Tactical)』を使用する契約が締結しました。
DroneShield(ドローンシールド)社は、オーストラリアのシドニー、アメリカ合衆国のバージニア州、ワシントンDC、イギリスのロンドンに拠点を置く、世界的なドローンセキュリティ技術の会社です。
今回の欧州警察連盟との契約は、ドローンシールド社にとってはじめての政府顧客との契約となっています。
このドローン銃、一見すると映画マッドマックスにインスパイアされている大袈裟な銃のように見えます。
しかし、このドローン銃はレーザーを放つわけではありません。ドローンの無線周波数信号を妨害する電波を発射します。
妨害電波を受けたドローンは、基本的にはその場に不時着を強いられます(ホームに帰る場合もあります)。
銃の最大射程距離は2kmあり、目視できるドローンは狙い撃つことができます。
ドローンを止める動きに関しては、こちらの動画をご覧ください。
現在、欧州だけでなく世界的にドローンの不正利用問題は深刻化しています。
安価で高性能なドローンの急増は、さまざまなセキュリティ上の課題となっています。
空港の空域を飛ぶドローンは飛行機の離着陸を遅らせ、イギリスでは飛行機を止めながらの抗議活動が行われたこともあります。
8月29日、イギリスの環境団体がヒースロー空港で政府に抗議をしました。 抗議の内容は、イギリス政府に温室効果ガスの排出削減を求めることです。 同団体は空港でドローンを飛ばすことで、飛行機が離陸できない環境を生み出しました。 最終的に同団体は […]
また、麻薬密輸業者はドローンを使って国境を越え、密輸品を運びます。
加えて、昨年の9月にはサウジアラビアの石油施設へドローンが攻撃、国の石油生産の半分が奪われました。
今回の契約により、『ドローンガン タクティカル(DroneGun Tactical)』がEU全域の警察に展開されます。
アンチドローン会社として、ドローンシールド社は大きな一歩を踏み出しました。
出典元:「DroneGun Tactical LongRange, Portable Drone Countermeasure」