29日に発生したクロアチアの地震にて、ドローンが救助活動で活躍

29日に発生したクロアチアの地震にて、ドローンが救助活動で活躍

2020年12月29日、クロアチア中部でマグニチュード6.4の強い地震が発生し、複数の建物が倒壊、子ども1人を含む7人が死亡しました。地震はクロアチアだけでなく、ボスニア・ヘルツェゴビナ、チェコ、ドイツ、ハンガリー、イタリア、モンテネグロ、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、セルビア、オーストリアなどの国々へも影響も及ぼしています。

クロアチアのマウンテンレスキューチーム(HGSS)は、救助活動や状況把握のためにドローンを使用しました。その時の様子がHGSSの公式Twitterよりツイートされています。こちらをご覧ください。

この映像では、地元の人々も救助活動、清掃活動に取り組む様子が映されています。また、ドローンと救助犬が瓦礫の中に閉じ込められている人々を救出するのに役立っている映像も確認できます。

主に、ドローンは瓦礫のある地域をマッピングし、生存者を確認するために使用されました。今回の震源地であるペトリニャに最も近い町では、ドローンによって830ヘクタールの面積がマッピングされたとのことです。その他にも、ドローンは物資の運搬においても活躍したとのことです。

また、消防隊の使用したDJIドローン「Inspire 2」は、倒壊した建物の下敷きになっている6人の負傷した人々を発見、救助することもできました。これらの救助活動の記録は、今後DJIの運営する「ドローンレスキューマップ」に公開されていくでしょう。今後もドローンがこのような災害現場で活躍するでしょう。

出典元:HGSS「105 SPAŠAVATELJA NA TERENU ODRADILO 72 ZADATKA

ニュースの最新記事