中国の貧困区の子供たちに、大学生がドローンを教える

中国の貧困区の子供たちに、大学生がドローンを教える

貴州省の山奥にある綦江区は、貧困から脱せていない41,000人の国民がいる区です。
海抜740メートルの深い山にあり、ここの子供たちは山から出たことがありません。

そんな貧困区に住む子供達にドローンを教えるため、杭州電子科学技術大学通信工学部の9人の大学生が訪れました。

オレンジ色の服を着た少年、Pan Hongは特に熱心な生徒でした。

教室がはじまり、先生である大学生が口にします「これが何だか知っていますか?」
「ドローン!」とPan Hongは勢いよく答えました。

その後も、勢いよく手を挙げて質問に答え続け、とにかく先生の近くにいました。
はじめてドローンフライトはあまり上手くいかず、彼の顔は後悔と不本意でいっぱいでした。

しかし翌日、Pan Hongはドローン教室に参加できませんでした。
悪天候のため、道が封鎖されたり、家のことを手伝ったりと余裕がなかったのです。

二人の先生はPan Hongの元へ向かいました。対面した先生にPan Hongは先生に語ります。

「私は将来、エンジニアになって家事ロボットを作りたいと思っています。母のために大きな家を建て、ロボットが家事をすることで母は楽ができます。」
「ドローンを借りることはできますか?もう一度飛ばしたいです。私の家は貧しくてドローンを買う余裕はありませんが、私は一生懸命勉強し、成長したらお金を稼ぐために働きます。」

二人の先生は、Pan Hongの欲しがっていた本を渡しました。

Pan Hongに別れを告げた後、大学生たちは口を開かず、沈黙していました。

出典元:无人机环球「记者深入深度贫困县 支教大学生教无人机课

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