世界最大の鉱業会社であるBHP Billiton社(以下BHP)は、オーストラリアでの採掘事業で年間約500万ドルを節約するためにドローンを使用しています。
従来使用していた有人航空機と作業員をドローンにした事で、時間と費用の節約、採掘場での安全性が向上しました。
BHPはアメリカの文化遺産近くの鉱山でも採掘を行っています。
文化遺産を傷付ける事なく採掘できるのは、ドローンのマッピングを利用し、適切な地図を作成しているからです。
遺産管理者Daniel Brucknerは、ドローン技術によって失われるはずの文化遺産を保存できた、と述べています。
また、点検の分野においてもドローンは活躍しています。
BHPでは、採掘のための爆破後、その穴の点検にドローンを使用しています。
また、南オーストラリアのオリンピックダム事業では、ドローンを使用したクレーンの点検にも取り組んでいます。
その他にも、自社の海上貨物船の検査にもドローンを使用しています。
BHPのマーケティング担当であるRashpal Bhatti氏は、ドローンは検査・点検時間を75%短縮し、貨物船においてはわずか15分で検査が可能である、と述べています。
BHPはドローンをうまく活用し、あらゆる効率をあげている企業のひとつとなっています。
出典元:DroneDJ「Mining giant BHP saves an estimated $5 million per year using drones」