Swiss Postは昨年からドローン物流事業に取り組んでいました。
しかし、今年1月にクラッシュ事故を起こし、一旦サービスを停止、4月から再度ドローン物流事業を開始しました。
1ヶ月後、さらに2度のクラッシュ事故を起こし、現在サービスを停止しています。
「成果が全くあげられなかったのか?」と言われれば、そうではありません。
Swiss Postは今年1月の時点で、3,000便ものドローン配送を成功させています。
また、墜落に備えた安全にも配慮しています。
配送に使用されるドローンには、緊急パラシュート着陸システムが搭載されています。
問題が発生すると、ドローンのエンジンが停止し、自動的にパラシュートを開いて地上に着陸します。
その際、非常灯を点灯させながら、大きな音を出すように設計されています。
実際、今年の1月の事故では、ドローンは緊急パラシュートシステムを利用し、チューリッヒ湖に墜落しました。
ドローン物流事業は、まだ始まったばかりです。
Swiss Postは今後もドローン物流事業を成功させるべく、実験を繰り返して実用化に取り組む予定とのことです。
出典元:IEEE SPECTRUM「Swiss Post Suspends Drone Delivery Service After Second Crash」