世界初のトリプルドロップドローン「Wingcopter 198」予約開始 – Wingcopter

世界初のトリプルドロップドローン「Wingcopter 198」予約開始 – Wingcopter

ドイツのドローン会社Wingcopterは、1回の飛行で最大3つのパッケージを複数の場所に配送できる全天候型ドローン「Wingcopter 198」を発表、予約販売を開始しました。

「Wingcopter 198」は、最大3つの異なるペイロードを運ぶようにゼロから設計された垂直離着陸式(eVTOL)の固定翼のドローンです。パッケージのサイズとさまざまな形状配送できる新たなシステムは、配送ドローンの抱える小包配送コストの重要な問題に対処します。

「Wingcopter 198」は、75kmの距離であれば、1回のバッテリー充電で最大6kgを運ぶことができます。また、1kg程度の荷物であれば、気象条件に関係なく最大95kmまで運ぶことができます。

「Wingcopter 198」は大変優れた性能を持っているドローンですが、Wingcopterのドローンはこれまでにも評価されています。

昨年には、Wingcopterのドローンが配達困難な場所にワクチンや救命用品を届けた実績が評価され、世界経済フォーラム(WEF)により、テクノロジーパイオニア(Technology Pioneer)として発表されました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

WingcopterのCEOであるTom Plümmer(トム・プラウマー)氏は、次のように述べています。

「新製品であるWingcopter 198は、ドローンの配送における新たなチャレンジです。私たちは、空に物流の高速道路を描く準備ができています。私たちの航空技術は、あらゆる場所に新たな機会を創出できます。」

また、WingcopterのCTOであるJonathan Hesselbarth(ジョナサン・ハッセルバース)氏は、次のように述べています。

「私たちは、Wingcopter 178での長年の運用経験を活かし、新たなWingcopter 198を開発しました。Wingcopter 198は、使いやすさ、効率性、安全性のすべてを備えています。その結果、ドローンの配送業界において、一部カテゴリーで最も先進的な技術を生み出すことになりました。」

新しいコントロールステーションソフトウェアでは、1人のオペレーターが最大10機のドローンを同時に制御できるようになります。また、高度な管理テクノロジーは、さまざまなコンポーネントのパフォーマンスデータを監視して、計画外のダウンタイムを回避し、部品への信頼性を向上させ、メンテナンスコストを削減します。

間もなく「Wingcopter 198」は生産が開始されます。同社は早期アクセスのため、注文フォームを公開しています。

詳しくは、こちらのアーリーアクセスページをご覧ください。
Apply for early accessページ | Wingcopter公式ホームページ

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