チリ代表のW杯予選の練習風景をスパイドローンが盗撮!?

チリ代表のW杯予選の練習風景をスパイドローンが盗撮!?

2021年6月1日、チリ代表チームが6月3日に開催されるワールドカップ予選(VSアルゼンチン)に向けてトレーニングをしている最中、ドローンがサンティアゴにあるスタジアムの上空に侵入しました。

侵入したドローンは落とされ、チリサッカー協会はこれを「事故」として処理しました。

この不正ドローンが現れた当初、これはチリの隣国であり最大のライバルでもあるアルゼンチン側のスパイ行為であると言われていました。確かに戦術を事前に知っておくことは、重要な意味を持ちます。

また、サッカーで賭博をする人々にとって、どちらが勝つかは重要になります。イギリスでは、競馬場で事前に馬の様子を確認するために、不正なドローンが使用されたことがありました。今回も練習風景から選手の状況を見ることで、賭博の参考にした可能性もあります。

その後、この不正ドローンはエネルギー会社Encel(エンセル)が所有していたもので、彼らはスタジアム周辺の街灯を検査していたと述べています。詳細は定かではありませんが、誤解である可能性が高いようです。

実は、ドローンによるサッカー関連のスパイ事件はこれだけではありません。2014年には、ブラジルのチームがトレーニングをしているキャンプ場の周辺をドローンが頻繁に飛び、問題になったことがありました。

また、ドイツではサッカークラブのブレーメンがライバルであるホッフェンハイムのトレーニングを調査するため、ドローンで偵察する事件もありました。

今回はチリ代表チームが独自に事件を解決した結果となりましたが、今後もドローンによるスポーツのスパイ行為は世界中で行われる可能性があります。

また、気になる試合結果ですが、1-1の引き分けで終わりました。

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