2021年1月27日、設備点検・災害対策・警備監視の領域を中心とする社会インフラDXのリーディングカンパニーを目指す株式会社センシンロボティクスは、狭小部点検サービス「SENSYN EXPLORER(センシン エクスプローラー)」の提供を開始しました。
少子高齢化やインフラの老朽化を背景に、点検分野におけるドローン活用のニーズは年々高まっています。その中でも煙突・タンク・配管内部、配管路等の狭所空間は人の立ち入りが難しく、小型点検用ドローンの需要が高まっており、ソリューションの実現は喫緊の課題とされてきました。
この背景もあり、センシンロボティクスは狭小部点検サービス「SENSYN EXPLORER」の提供を開始しました。同社の公式YouTubeチャンネルにて、プロモーションビオが公開されています。ご覧ください。
https://youtu.be/Vi7NsVJaERU
「SENSYN EXPLORER」は、お客様のニーズに合わせて点検対象に最適なアプローチにより画像・動画を取得、アウトプットするサービスです。独自デバイスも含めた適材適所の機種選択することで、従来の足場を組み立てる作業を軽減、高所作業時の事故リスクなく、工期とコストを大幅に圧縮することが可能になります。
取得データの活用においても、サマリ報告はもちろん、3Dモデル、オルソ画像といったアウトプットの提供、データをクラウド管理・共有することも可能です。また、このサービス提供にあたり、石油プラントや製鉄所など複数の施設内の暗所・高所・狭所空間で実証し、その有用性を確認しています。
「SENSYN EXPLORER」が利用されるシーンは、主に以下の3つになります。また、以下のメリットがあります。
- 煙突・タンクなど高所の目視点検代替
足場設置費用の大幅なコスト削減が可能 - パイプ・ダクト・通気口など狭所閉鎖空間の目視点検代替
一般的なダクト(内径50cm)であれば、途中に障害物があっても飛行可能
垂直方向上下に延びている場合でも、飛行と撮影可能 - 狭所空間全般の目視点検代替
集合管や天井部分など、点検時には足場が必要な場所での目視点検代替
センシンロボティクスは、計画・管理からサマリ報告納品までのフルパッケージ、撮影を実施してその場でデータを渡す素材提供プランなど、お客様の活用方法に合わせて柔軟に対応していくとのことです。点検内容・対象に合わせたサービスを一気通貫で提供しています。自社開発機体も含めいくつもの機種を用意し、マルチベンダー体制で運用しています。顧客課題に応じたベストな組合せを実現することで、これまで容易には出来なかった「狭小部の点検」を実現可能にしました。将来的には、ドローン以外のロボットも活用していき、屋内の設備巡回などの幅広い利用シーンにおける点検の実現を目指していくとのことです。
出典元:株式会社センシンロボティクス「センシンロボティクス、狭小部点検サービス『SENSYN EXPLORER(センシン エクスプローラー)』を提供開始」