Teal、軍事用ドローン「Golden Eagle(ゴールデン・イーグル)」発売開始

Teal、軍事用ドローン「Golden Eagle(ゴールデン・イーグル)」発売開始

アメリカ合衆国ユタ州に本拠地を置くドローンメーカーTealは、政府機関・軍事向けドローン「Golden Eagle(ゴールデン・イーグル)」をリリースしました。

Golden Eagleは、短距離偵察に特化したドローンです。最大飛行時間は50分、最高速度は約80km(50マイル)、飛行距離は3.2km(2マイル)、4K 60fpsを撮影できるカメラを搭載している他、FLIR SystemsのデュアルセンサーモジュールHandronを搭載しています。また、ウェイポイント機能を維持しつつ飛行するため、ほぼリアルタイムで2D/3Dマップを作成できます。

Handronはドローン開発の際にカメラとして使用できる優れたOEM製品です。日本での販売も開始されています。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

Golden Eagleは、既に米国国防総省の組織「Defense Innovation Unit(DIU)」のプロジェクト「Blue sUAS」に採用されています。DIUのプロジェクト「Blue sUAS」といえば、Skydioの「Skydio X2D」も採用されています。

Tealの創設者兼CEOのGeorge Matus(ジョージ・マトゥス)氏は、Golden Eagleの発売について次のように述べています。

「Golden Eagleは、私たちが日頃考えていたドローンの完成形です。理想のハードウェア、ソフトウェアの組み合わせには5年を要しました。私たちは、ドローンがただの空飛ぶカメラにならないよう、技術開発をしてきました。Golden Eagleはタフなハード面だけでなく、優れたシステム、拡張性を備えています。政府機関・軍事用のドローンとして、活躍するでしょう。」

Golden Eagleの操縦には、専用アプリ、10インチのAndroidタブレット、専用送信機を用います。コントローラーは耐久性に優れており、どんな環境でも使用できます。また、10時間のバッテリー性能を備えています。

DJIドローンがアメリカの政府市場、軍事市場から追い出されつつある昨今、他のドローンメーカーの躍動が目立っています。

出典元:TEAL公式ホームページ | Golden Eagle製品ページ

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