アメリカにて、ドローンによる初の人間の膵臓輸送に成功 – MissonGo

アメリカにて、ドローンによる初の人間の膵臓輸送に成功 – MissonGo

2021年5月11日、ドローンソリューションプロバイダーであるMissonGoは、今月5日にドローンによる初の人間の膵臓輸送に成功したことを発表しました。

この飛行試験では、膵臓は病院から10マイル離れた研究施設に運ばれました。ドローンでの輸送中、膵臓の位置情報は関係者によって監視され続けました。

今回のフライトの目的は、移植可能である臓器をドローンで輸送する影響を調べることです。ドローンフライト前とフライト後の膵臓の状態検査が行われましたが、変化は見られず、問題はないとのことです。移植用の臓器がドローンによって迅速かつ効率的に運ばれる未来は近いのかもしれません。

この飛行実験に関わったRobert Quickel(ロバート・クイッケル)医師は、「この飛行実験の成功により、今後臓器移植が必要な患者の命を助かることに繋がります。非常に重要な一歩でしょう。」と述べています。

また、MissionGOの飛行実験の担当者であるFrank Paskiewicz(フランク・パスキーウィックツ)氏は、「未来はここにあります。MissionGoは、商業分野や医療分野において、持続可能で革新的なドローンサービスは需要があります。今後も、ドローンが信頼できる輸送手段であることを証明していきます。」と述べています。

臓器移植は時間との戦いです。ドローンによる臓器の輸送は、その時間を短縮し、多くの人の命を救う可能性のある革新的なソリューションです。昨年には、ラスベガスで研究用角膜と研究用腎臓の試験飛行が行われました。試験内容はステップアップしており、実運用される日も近いでしょう。

出典:MissionGO「MissionGO & Minnesota Team Transports World’s First Human Pancreas via Unmanned Aircraft

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