ラトビアはドローン会社の賑わう国!人口200万人未満の国でなぜ?

ラトビアはドローン会社の賑わう国!人口200万人未満の国でなぜ?

世界にはドローンビジネスが成長しているスポットがいくつかあります。
シリコンバレー(Silicon Valley)だけではありません。リノ(Reno)、ネバダ(Nevada)、ノースダコタ(North Dakota)など、あまり知られていない場所もあります。
そして、実は北ヨーロッパの小国ラトビア(Lativia)ドローンビジネスが賑わっているのです。

ドローン会社が豊富な国ラトビア

ラトビアは、北ヨーロッパにあるバルト三国のひとつです。
人口は200万人未満の国ですが、そこには20を超えるドローン会社があります。

なぜラトビアでドローン会社?

AirBoardのCEOであるElviss Straupenieks氏は、ラトビアでドローン会社が賑わう理由をこう話しています。
ラトビアの国民は自分でものを作りたい人たちです。彼らの家を見てください。人々は、物を買うのではなく、手を汚して自分のために作るのが好きです。」
「そして、政府はドローンだけでなく優れた会社を支援するために、多くの資金を援助し、規制緩和をしています。実際、政府はAirBoardがサンフランシスコに売込みに行く旅費の70%を負担してくます。」
「ラトビアはビジネス市場にならないため、米国で事業を展開していますが、ラトビアは事業のスタートアップに最適な場所です。エンジニアリングチームを雇い、製品を開発するには最適です。」

ラトビアを代表するドローン会社

AirDog

AirDogは、一般消費者向けのアクションスポーツドローンを作成している会社です。

代表ドローン「Airdog ADII」

代表ドローン「Airdog ADII」は、1,599ドル(約179,000円)で販売されています。
完全ハンズフリーで、スポーツの様子を撮影してくれるのが強みとなっています。

Aerones

Aeronesは、配達、監視、消防、清掃などの場面で活躍するドローンを作成している会社です。

風力発電機を掃除するドローン

ビルの窓を掃除するドローン

人を飛ばすドローン

AirBoard

AirBoardは、農業用ドローンを作成している会社です。

代表ドローン「AGRO」

代表ドローン「AGRO」は農薬を撒いたりできるドローンです。

ラトビアから次世代ドローンが生まれる日も…

ラトビアでドローン会社が賑わう理由と、代表するドローン会社を紹介してきました。
ラトビアでは、政府の支援と国民性が相まり、DJIのドローンとは違った個性を持ったドローンが生まれています。
AirDogの完全ハンズフリードローン「Airdog ADII」、Aeronesの水を噴射するノズルを搭載、ホースを引っ張りながら飛ぶドローン、AirBoardの農薬を撒くドローンなど、どれも興味深いドローンです。
今後、ラトビアから業界を激震させるようなドローンが生まれるかもしれません。

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