初めてのドローンの選び方と初心者におすすめのカメラ付きドローン

初めてのドローンの選び方と初心者におすすめのカメラ付きドローン

一言にドローンといっても、ドローンにはいくつかの種類があります。
産業用ドローン、空撮用ドローン、レーシングドローン、ホビー用ドローンなど様々です。

本記事では、初めてのドローンの選び方と1万円強のおすすめのカメラ付き空撮用ドローンを解説します。

 

こんな方におすすめの内容です。

  • はじめてのカメラ付きドローンを購入しようと考えている方
  • 趣味でドローン空撮をして、映像をYoutubeなどにアップしたい方
  • ドローンというガジェットに興味がある方(操縦、プログラミングなど)

 

はじめてのドローンの選び方

はじめてのドローン選びは、3つのポイント押さえましょう。
このポイントを押さえてドローンを購入すれば、許可も資格も必要なく、ドローンを楽しめます。

 

①重量200g未満

国土交通省のドローンの定義では、重量200g以上がドローン(無人航空機)という扱いになります。
つまり、200g未満のドローンは正式にはドローンではありません。

このような200g未満のドローンを、一般的にトイドローンと言います。
「トイ(Toy)= おもちゃ」という意味ですが、トイドローンでもカメラ付きの空撮に適したドローンがあります。

高度センサーなどもついており、ホバリングも安定、操縦や撮影を十分に楽しめます。
初めてのドローンには、重量200g未満のトイドローンがおすすめです。

国土交通省 | 飛行ルールの対象となる機体

 

②技適マーク付き

技適マークとは、総務省の取り決めた基準を満たしている証明のことです。
日本で販売されているドローン(トイドローン)には、基本的に技適マークが付いています。

しかし、昨今のドローン人気の影響で、未認可の輸入ドローンがネットショップで販売されているケースもあります。

技適マークが付いていないドローンを飛ばすことは電波法違反に該当し、逮捕される場合があります。
ドローン(トイドローン)の購入には信頼できる会社・ショップを選びましょう。

総務省 | 技適マーク、無線機の購入・使用に関すること

 

③プロペラガード付き

プロペラガードとは、言葉の通りプロペラを覆うカバーのことです。

操縦に慣れないうちは、ドローンが壁に当たったり、人に当たったりすることも考えられます。
ドローンのプロペラは高速回転しており非常に危険です。

最近でもプロペラガードのついていないドローンが女性の髪を巻き込んだ事故がありました。
必ずプロペラガードのあるドローン(トイドローン)を選びましょう。

 

おすすめのカメラ付き空撮用ドローン

おすすめのカメラ付き空撮用ドローンは、Ryze Tech社・DJI社が販売している『Tello(テロー)』です。

Telloは、ドローン業界No.1のDJI社とIT業界大手のIntelが技術提供をして製作されました。

1万円強という値段でありながら、機体の完成度は非常に高く、初心者でも安定した飛行が可能です。
複数の飛行モードを搭載しており、動画の撮影も写真の撮影もできます。

 

Tello(テロー)のスペック

Telloのスペックは以下の通りです。

本体価格 12,800円
大きさ 9.2cm x 9.8cm x 4.1cm
重量 80g
飛行時間 13分
備考 コントローラー別売り、バッテリー1個のみ、保険付き

Tello 12,800円

 

Telloはスマートフォンをコントローラーとして使用できます。
しかし、操縦の練習や本格的な空撮をするには専用コントローラー『Gamesir T1d』が必須です。

GameSir T1d 3,800円

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また、飛行時間は13分ですが、実際に飛ばしてみると10分程度です。
予備バッテリーも必ず準備しましょう。

バッテリー2本セット 4,199円

 

バッテリー3つ他、充電ケーブル等の付属品が同梱されたコンボも販売されています。

Tello Boost コンボ 18,900円(コントローラーは付属しません)

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Tello(テロー)の映像

Telloではどんな映像を撮影できるのか?見てみましょう。

こちらの動画は、Telloで撮影したモンテネグロの風景です。
Telloでは、このような本格的な空撮動画が撮影可能です。

 

また、動画と写真(静止画)のテストをしている映像を見てみましょう。
Telloがブレのない映像を撮影できることがわかります。

 

撮影以外にできること

FPV飛行

FPVとは「First Person View」の略で、コクピットにいるパイロットの視点で操縦するというラジコン用語です。

Tello操縦者がVRゴーグルを付ければ、Telloの視点で操縦できます。
空を飛ぶ鳥の気持ちを味わいたくなったら、FPV飛行をしてみましょう。

VRゴーグル 899円

GameSir T1d 3,800円

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TelloでのFPV飛行に関しては、こちらの記事をご覧ください。

 

プログラミング

Telloはプログラミングに対応しているドローンです。
公式のプログラミングアプリ『Tello EDU』の他、いくつかのプログラミングアプリ・サービスがあります。

Telloのプログラミングについては、こちらの記事をご覧ください。

 

 

次回は逮捕されないための、ドローンに関する最低限の法律の知識、フライト前の準備について解説していきます。
【ドローン入門2】逮捕されないための必要最低限の法律とフライト前の準備

 

もっと本格的な空撮用ドローンが欲しいなら

Telloでは物足りない、もっと本格的な空撮用ドローンが欲しいという方は、以下のDJIドローンがおすすめです。

  • 初級者向けの『Mavic Mini(マビック ミニ)』
  • 中級者向けの『Mavic Air(マビック エアー)』
  • 上級者向けの『Mavic 2 Pro(マビック 2 プロ)』

それぞれのスペックは以下の通りです。

Mavic Mini Mavic Air
Mavic 2 Pro
本体写真
価格 46,200円 104,000円 194,000円
重量 199 g 430 g 907g
通常サイズ(mm) 245×290×55H 168×184×64H 322×242×84H
ジンバル 3軸 3軸 3軸
有効画素数 1,200万画素 1,200万画素 2,000万画素
動画撮影モード 2.7K 30fps 4K 30fps 4K 30fps
内部ストレージ 8GB 8GB
最高飛行速度 48 km/h 68.4 km/h 72km/h
最大飛行時間 18分 21分 31分
最大伝送距離 2000m 2,000m 5,000m
障害物回避センサー 下方 前方・下方・後方 全方向

この中でも『Mavic Mini』は重量199gで改正航空法の影響を受けないため、Telloよりも本格的な空撮がしたい初心者の方にはオススメです。

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もっと本格的な空撮をしたいと思った方は、2020年4月28日に新発売されたMavic Airの後続機『Mavic Air 2』をご検討ください。

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