未来の救急車のデザイン公開 上部にはドローン、空の視点で道を切り開く

未来の救急車のデザイン公開 上部にはドローン、空の視点で道を切り開く

先日、ポーランドの美術学校であるヤン・マテイコ美術アカデミー(Jan Matejko Academy)にて、未来の救急車をデザインする企画がありました。

そして、この企画で作成されたRoman Ignatowski(ロマン・イグナトフスキー)氏とMaja Bryniarska(マーラ・ブライニアスカー)氏による未来の救急車が注目を集めています。

このペアが作成した未来の救急車は、前衛的なデザインはもちろんのこと、細部も作り込まれており、車両上部にはドローンも設置されています。設置されたドローンは救急車の上部に飛び、空からの視点をドライバーに与えます。

このペアは、患者の快適さと安全性を高める救急車を目指しました。前提として、渋滞時にも機能する仕様であることを意識しました。

そのため、まずは現状の救急車の問題点を考えました。内部が広すぎるために外側まで大きくなっていること、小型輸送用バンの改造に止まっており価格と快適性が悪いこと、横だけでなく縦にも長すぎること、ドライバーと患者の距離が離れすぎていること、患者へのアクセスが片側と後ろしかないこと等を列挙していきました。

そして、今回の未来の救急車ができあがりました。前衛的なデザインでありながら、現状の問題点を改善したものとなっています。

しかし、おそらく未来の救急車は空を飛ぶでしょう。世界をリードする中国のパッセンジャードローン会社EHang Holdings Limitedは、救急医療用の飛行救急車の開発に取り組む国際プロジェクトAmbularに参加し、空飛ぶ救急車の開発に取り組んでいます。ドローン前提の社会は、すぐそこまで来ているのかもしれません。

出典元:Bēhance「ERKA autonomous ambulance

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