2021年8月10日、中国の大手スマートフォンメーカーXiaomi(シャオミ)は、犬型ロボット「CyberDog(サイバードッグ)」を発表しました。
「CyberDog」の価格は9,999人民元(約17万円)です。アメリカ合衆国のBoston Dynamics(ボストンダイナミクス)が販売する犬型ロボット「Spot(スポット)」の価格が約820万円なので、圧倒的に安い価格となっています。
なお、「CyberDog」は開発者向けに1,000台限定で販売を開始するとのことです。
「CyberDog」は、触覚センサー、超広角魚眼カメラ、超音波センサー、GPSモジュールなど11個のセンサーを搭載しています。周囲の環境分析や、所有者の追跡や認識、自動で障害物を避けた動きなどが可能であり、スマートフォンアプリや音声認識での操作も可能です。
「CyberDog」の頭脳には、NVIDIAのスーパーコンピーター「Jetson Xavier NX」が採用されており、384個のCUDAコア、48個のTensorコア、6個のCarmel ARM CPU、2つの深層学習用エンジンが組み込まれています。

実際に動いている「CyberDog」のデモ動画が公開されています。以下の動画をご覧ください。
ちなみに、「CyberDog」のコードはオープンソースとなっており、世界中の開発者が参加できます。Xiaomiはオープンソースコミュニティを形成し、「CyberDog」をきっかけにロボット開発プラットフォームの確立を目指しているとのことです。