ボスニア・ヘルツェゴビナとクロアチアの研究者たちは、ミツバチを地雷探知機として使用する方法を完成させるため、何年もの月日を費やしてきました。
研究者たちによると、ミツバチは地雷の化学物質を感知するように訓練することができ、訓練されたミツバチは地雷探知機として機能するとのことです。
しかし、ミツバチは地雷地域を縦横無尽に飛んで移動できますが、人間がそれに付いて行くことはできません。そこでドローンが登場します。
ボスニア・ヘルツェゴビナとクロアチアの研究者たちは、ドローンを使用して地雷探索するミツバチを監視する方法を考え出しました。ドローンはミツバチの映像を撮影し、その映像を元に地雷の埋まっている場所に当たりをつけます。その後、当たりを付けた場所の調査に向かいます。
1912年から1913年に起きたバルカン戦争の影響により、いまだにボスニア・ヘルツェゴビナには推定80,000個の地雷、クロアチアには推定30,000個の地雷があります。研究者たちは、これら全ての地雷を失くす目標を掲げて活動していますが、容易ではありません。
ボスニア・ヘルツェゴビナのバニャ・ルカ大学の教授であるVladimir Risojević(ウラジミール・リソジェビッチ)氏によると、ドローンを使用することで人が動き回ることがなくなり、プロジェクトはより安全になると述べています。
果たして、ミツバチとドローンに地雷の撤去は可能なのか?今後の成果に注目が集まります。