オーストラリア政府、ドローン配達プログラムに2800万ドルの出資

オーストラリア政府、ドローン配達プログラムに2800万ドルの出資

オーストラリア政府はドローンが配達プログラム「Emerging Aviation Technology Partnerships」を設立するため、2800万ドルを出資することを決定しました。

オーストラリア政府はドローン配達のメリットを把握しており、ドローン技術で国の経済を強化し、高度なエアモビリティ(AAM)を活用してサービスの提供をサポートするという独自の立場にあると考えています。

オーストラリアといえば、Googleの関連会社でもあるWingと提携し、クイーンズランド州のローガン・シティではドローン配達の1年間の運用に成功しています。

オーストラリアでは、ドローン技術が今後20年間で5,000以上の雇用とGDPの145億ドルの増加をもたらすと推測されています。そのため、オーストラリア政府はドローン業界やドローンコミュニティと協力し、革新的かつ安全性の高い、環境やニーズに配慮したドローンによる社会システムを構築する必要があります。

Michael McCormack(マイケル・マコーマック)副首相は、今回の件に関して次のように述べています。

「このプログラムは、ドローン業界との戦略的パートナーシップを確立して、彼らの仕事をサポートします。そして、オーストラリアにてコミュニティのニーズに対応するための新しい航空技術の採用を促進します。これらのパートナーシップは、地域のコミュニティとその経済に利益をもたらすと同時に、ビジネス効率を高め、新しいテクノロジーによって炭素排出量を削減するなど、新しいサービス提供モデルを試行します。」

McCormack副首相によると、ドローンのルールを管理するシステムのフレームワークを開発することが重要であるとのことです。

また、ドローンの革新的な技術を活用することが、潜在的な経済発展と雇用の成長に繋がるとのことです。

出典:The Hon Michael McCormack MP「Australia leading the digital revolution in aviation

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